パスポート

パスポートは「国際的に通用する全世界共通の身分証明書」として、出国者の属する政府によって発行される渡航文書である。パスポートは、国際移動する場合に原則必要なものであり、査証(ビザ)は、パスポートに記入ないし貼付される。査証が渡航予定国の政府による入国推薦状であるのに対し、パスポートは国籍保有国の政府による、原則として所持者の「渡航を認め」「国籍を有することを証明」し、渡航先の国家に対して「人身保護を要請する」書類である。パスポートに関する標準文書は、ICAO(国際民間航空機関)において標準化制定されている。パスポートには身分事項として所持者の国籍、氏名、生年月日、性別等が記載され、このほかに旅券番号、発行年月日、有効期限、発行機関なども記されている。また、パスポートに印刷される証明写真は、所持者の身元を明らかにするものとして特に重要な役割を果たしている。パスポートの記載では本国(または居住国)の政府が外国当局に対し、所持者の安全のための措置を講じるよう、保護を要請しているのが通例である。主権国家の中央政府が、特定の国民一人に対して発行する公的書類であり、言い換えれば「最も国際的通用度の高い身分証明書」である。

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